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経営視点に立ったアドバイスがキャリアに悩む社員の一歩を踏み出す力になる

CUSTOMER'S INFORMATION

社名
株式会社ファンケル様
業種
化学
規模感
売上1,149億円/従業員1,277名

「正直品質。」でおなじみの化粧品・健康食品メーカー、株式会社ファンケル。人材育成施策の一環として、従業員一人ひとりのキャリア形成に力を注いでいます。

今回は、社内キャリアカウンセラーとしても活躍されている人事部の笠間さまにインタビュー。同社が抱えていた課題が、フライングカラーズのキャリアカウンセリングを通してどのように解決したか、具体的な成果についてお話を伺いました。

どのような課題がございましたか?

【将来のビジョンを描けていない人】の割合が、
従業員アンケート全体の8割…
会社として人材開発の強化が急務に

5年前に従業員アンケートを行った所、「将来のビジョンを描けていない人」の割合が全体の8割に上り、「自らのキャリアの棚卸しが出来ていない」「どんな選択肢が自分にあるのかがわからない」という回答が非常に多かった。

そこで、この事態を打開する為に人材育成施策の一環として、従業員一人ひとりの開発支援に取り組むことになりました。

フライングカラーズとの出会いや依頼した決め手を教えてください

2017年にフライングカラーズさんのキャリアカウンセリング制度を導入しました。「考課者研修」でお世話になったフライングカラーズさんなら、当社の特徴を深く理解していらっしゃいますし、経営課題解決の視点も踏まえながら、一人ひとりの従業員に寄り添っていただけることを確信したからです。

キャリアカウンセリング制度導入の具体的な成果を教えてください

従業員の不安やストレスを軽減し、モチベーションが向上

会社全体の印象としては、陰で不満や愚痴をこぼす従業員が少なくなったことです。

導入前は職場や仕事の悩みを相談する場がなく、不安やストレスを抱えていた従業員も少なくありませんでした。

相談者からは「共感しながら話を聞いてもらえるだけで、心が軽くなった」「言葉にすることで、頭と心の整理がついた」といった声が上がっています。

ストレスの軽減は、従業員一人ひとりの生産性や創造性、モチベーションの向上にもつながりますよね。

ほかにも、会社を辞めようと思っていた従業員が踏みとどまったケースや、カウンセリングの回数を重ねるうちに自律できた従業員など、定着支援や退職阻止にも効果を発揮しています。

評判が口コミで広がり、相談希望者が増えていることも成果の証ですね。

フライングカラーズに依頼して
良かったことは何ですか?

外部の専門家だからこそ、ざっくばらんに話せる

私のような社内カウンセラーは、業務内容や風土、社内事情に至るまで精通しているというメリットはありますが、その反面、社内の人間には話しにくい内容だと相談していいものか躊躇されてしまう事もあります

その点、外部のカウンセラーなら、心を開いてざっくばらんに話ができるようです。また、客観的な視点からフィードバックを得られることで、新たな気づきや内省を深めることができていまます。

聴くだけじゃない!
アドバイスが一歩を
踏み出す力に

一般的なキャリアカウンセラーのスタンスは、相手の話を「聴く」ことを重視しています。最終的には自分自身で考えるというのが、教科書通りのやり方です。

しかし、フライングカラーズのキャリアカウンセラーさんは多様な実務経験をお持ちの方が多く、相談者の話を「聴く」ことだけに留まらず、物事の価値観や仕事に取り組む姿勢から、業務上の課題に関するアドバイスまでしていただけます。それが、相談者の心に響き、キャリア形成の一歩を踏み出す確かな力になっているようです。

私自身も同じキャリアカウンセラーだからこそ、その「違い」がわかるんですよ。

相談内容に応じて最適な
カウンセラーをアサインできる

相談者と同じ属性や経験を持つカウンセラーの方をアサインしていただくことができます。

例えば、育児と仕事の両立に悩んでいる女性の相談者には、育児経験のある女性カウンセラーを、また、30歳を目前にキャリアに悩む男性の相談者には、近しい年齢の男性カウンセラーをアサインしていただきました。

キャリアカウンセリング制度の
運用体制について教えてください。

キャリア面談と組み合わせることで効果を最大化

全従業員を対象に、人事部が担当する社内キャリアカウンセリングとフライングカラーズさんによる社外キャリアカウンセリング、2つの窓口を設けており、相談者の希望に応じて、対応窓口を分けています。

効果の最大化を図るために運用方法を工夫されているとお聞きしました。

毎年4月に「部署内キャリア面談」を行っているのですが、その事前準備として、キャリアカウンセリングを受けるように促しています。

自身のこれまでのキャリアを整理し、将来のキャリアについて考えておくことで、上司と部下の双方にとって、貴重な面談時間をより有意義なものにすることができると考えています。

今後はどのような場面で活用されていきたいですか?

シニア社員向けのキャリア研修へ

当社ではこれから世代別キャリア研修、とくにシニア層を対象としたキャリア研修に力を入れて取り組んでいきます。シニア層のセカンドキャリア構築を支援し、モチベーション向上を実現するプログラムを考えています。

正解がわからない難しい課題ではありますが、キャリアカウンセリングと組み合わせることで、新しい価値や成果を生み出したい。フライングカラーズさんと連携し、キャリア教育の仕組みを構築していきたいですね。

取材にご協力いただきまして、ありがとうございました。

新しい人事戦略の第一歩を

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